デッカード劉刑は、ある種の超越的存在だ。現在過去未来に関係無く世界を観測し、天使、超人、仙人とも言える存在だろう。人と宇宙とを繋ぐメディオコスモス(都市)の本書には、神仙や超人といった者も存在する。
化物のように残酷で、機械のように無機質。
鏡に映った他人を、人は無自覚に批難する。この宇宙には無数の世界が存在し、私は大いなる存在に仕え、宇宙の秩序を守るため、宇宙を観測している。あらゆる全てのものは、この大いなる宇宙のサイクルの中で、陰と陽を織りなす中で、エネルギー保存の法則に従って、変化をし続けているのだが、その中で稀に「特異点」というものが発生する。そういった場合、大いなる存在は私どものようなものを遣わし、その原因調査と、可能であれば解決をすることで、宇宙の秩序を保とうとしている。私の次の仕事は、アース5491786の地球、西暦2047年に発生した香港の特異点の調査だ。私か?私は君達の世界では「デッカード劉刑」という。これまでのことを、君達の世界の「デッカード劉刑」に聞いてもわかるまいよ。では特異点で会おう。
キャラクターイメージ参考引用:ドクター・ストレンジ、ブレードランナー